私はアメリカ在住で、アメリカの皮膚科医などの専門家の情報を参考にしました。特に皮膚科医のMaren Locke, MDやAndrea Suarez, MD, FAAD はわかりやすく説明しているので好きで、彼女の情報も参考にしました。日本だと法律なども変わってくるので違いは出るかと思います。
薬?化粧品?アメリカでは、大きく3つに分かれます。
このうち①薬と②化粧品について今日は話します。
これらはFDA(アメリカ食品医薬品局)が決定します。簡単にいうと、臨床検査がしっかりされていて、効果があり、安全であるなどのたくさんの項目をクリアしたものが①薬として扱われます。それ以外は化粧品です。
ここでレチノールやビタミンCもしわシミに効果あるから薬じゃない?と思われると思いますが、よくよく説明書きをみる「シワのある見た目が変わります」といった感じで、「見た目が変わる」とやんわり言っていて、シワ自体に効果があると断定的な事は言っていないのです。このようにFDAに許可されていないものは全て化粧品になります。
逆にいえば、全てのFDAに許可されていない化粧品は、ブランドによりかなりの差があることになります。
例えば、臨床実験されたビフォアーアフターの写真を提示されていたりしますが、実験に参加した人がたったの50人でも、研究結果で効果がありました!と言うことが出来るのです。実際の研究の質などははっきり提示されず、客観的なデータはなく主観的なデータのみで語ることができてしまうのです。
またFDAの規制で調べられていないので、パッケージに記入されている純度が実際そうなのか質は良いのか、消費者が確認するのは難しいところです。また高価なものほど浸透度がいという説もありますが、実際は成分自体の問題で、高価だから浸透度が高いとか、安いから浸透度が低いとかはないそうです。
値段の違いだけで、実際の効果がどうかは消費者にはわかりかねるという事ですね。
実際に皮膚科医によると、実際にドラッグストアのスキンケアでも効果が出ている事を見てきているので、安くても効果があると言っています。
逆に高価なものはそれなりに、質の良いものの可能性もありますし、良いものを使っていると言う精神的なものも大きく作用するので、高価な物を使うだけでも気分が上がり、それによって、効果も倍増する可能性もありますね。
まとめ
値段で良いものか悪いものかを判断する事は難しい。安くても良いものもある。肌の問題は十人十色で、この人に合うものでもあの人には合わないと個人差が大きいので、値段で判断するのではなく、自分にはどれが合うか、どれが好きかで探すのが一番。
私個人の意見としては
安い値段のドラッグストアなどのスキンケアなどでも十分だと思います。
これまで高価なスキンケアも使ってきました。もちろんそれはそれでよかったですが、私のお肌にはドラッグストアのものを使っても大差はないように思います。(安上がりの体質です)
値段で判断ではなく、自分で使ってみて合うものを見つけるのが良いと思います。
そして、安いものでも高いものでも、使い方次第でも効果は大きく変わると思うので、そこを守ることも大切だと思います。
私はドラッグストアレベルの値段で買えるスキンケアを使い、その浮いたお金で、インナーケアや違った角度からのアプローチにお金を使うのが一番効果があると思います。
例えば、ストレスの肌への悪影響も大きいので、ストレスコントロールの為にヨガに通ってみたり、他の趣味にお金をかけてみたり。リラックス、質の良い睡眠が取れるよう、アロマを新たに取り入れてみるとか、美味しいハーブティーを買ってみるとか。食事も一つ食材を増やしてみるとか。