クリーンビューティーっていいの?

ここ数年、アメリカではクリーンビューティーが一大ブームを巻き起こしています。

2017年から2018年にかけて、ナチュラルスキンケア市場は23%増加して16億ドルになり、2018年の年間スキンケア売上高56億ドルの25%以上を占めたそう。

そんな中、
スキンケアおよび美容業界では、「クリーン」な用語の使用をめぐる懸念が高まっています。

最近、大物ハリウッド女優がとある超有名雑誌の朝のルーティン動画で、日焼け止めのつけ方について物議を醸し出し、そこから、その動画の他の部分にも話が及び、その女優さんが、次々に発言するクリーンビューティーって言葉に対し、多くの専門家が「クリンビューティー ってものはない」と意見していまして。また再度、新たに「クリーンビューティー」って言葉がトレンドになっているように感じます。

そもそもクリーンビューティーとか、ナチュラルビューティーとか、これらの用語がどのように定義されているのか、そして誰が定義しているのかが正確にわからないのです。特にスキンケアの専門家にとっては、あるカテゴリーの製品を別のカテゴリーよりも明確にする科学的証拠がないためです。

ここから、クリーンビューティーについて、わかりやすく書かれている記事を見つけたのでシェアします。

デイ博士(Dr. Doris Day)によると、

業界のヘッドライン、メディアインフルエンサー、一般の宣伝によって提供されるコンテンツの間で、「クリーン」または「ナチュラル」な美容用語はセンセーショナルな側面を持っていますが、背後にある実際の科学やデータはありません。
「クリーン」はただの言葉です。 「クリーン」という言葉は、美容用語に関連する感覚がありますが、明確に定義されていません。FDA(アメリカ食品医薬品局)はこれらの言葉の使用を明確に定義していません。

人々は、「ナチュラル」で「クリーン」であれば、健康であると信じています。実際には、あなたを傷つけたり殺したりする可能性のあるほとんどのものはナチュラルです。すべては化学物質です。肌に、自然から直接得られたものであろうと、自然から取られて実験室で合成されたものであろうと、何をつけても、それらは化学物質です。 「クリーン」ビューティーが優れているかどうかという事に対する簡単な答えはありません。どんな時も、ナチュラルなものから、何かしらのものを作る時、必ず形を変えています。元の形ではなくなっているので、本来の「ナチュラル」ではないのです。

防腐剤を例にとってみましょう。パラベンのような防腐剤は、過去50年ほどにわたって良い情報と悪い情報の両方が出ていましたが、かつて考えられていたほどネガティブではないことを示唆する新しい証拠があります。ジェガソシー博士(Dr. S. Manjula Jegasothy,)は、防腐剤は美容やスキンケア製品の必須成分であり、また、どんなナチュラル商品であっても必須です。

「美容[およびスキンケア]製品は、食品とは異なり、より長い貯蔵寿命を持つ必要があります。食料品のように1週間以内に製品を使用する場合、防腐剤は必要ありません。しかし、美容(またはスキンケア)製品を使用するには通常1〜3か月かかり、防腐剤がないと分解します」とJegasothy博士は言います。

美容品を食事と同じようにナチュラル、クリーンだからいいと考えるのは安易な考えとなってしまいます。

 

私も2〜3年前にアメリカの大手で化粧品を取り扱うセフォラがクリーンビューティーっていうカテゴリーを作り始めて、なんか、流行ってきてるな〜っと以前やっていたブログで書いたことがあります。なんだか刺激少なそうな印象を持っていました。こんな印象を持っていた以上、マーケティングの戦略に流行りに踊らされていましたね。

ただ、今回、大物女優さんの件で、多くの皮膚科医や科学者が、「クリーンビューティー」ってものはないって反論していて、メディアの戦略に気を取られてしまうのも危険だなと改めて思いました。

私は元看護師というバックグランドがあるので、やはり、こう言った科学的根拠とかデータとかを信用する傾向にありますので、元々、ナチュラルだからいいという考えはなかったのですが、また考え直すきっかけとなりました。

 

 

参照資料:

Is ‘Clean Beauty’ really a thing? How Should Dermatologists Address it with Patients?

https://jamanetwork.com/journals/jamadermatology/fullarticle/2751513

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