ホリスティックヘルスコーチングの勉強を始め、自分自身もコーチングを受けてみた時に、自分自身の健康について深く考え始めました。私の健康問題って何だろう?真っ先に思い浮かんだのが、睡眠障害。障害というほどまで重くは考えていませんでしたが、どんなに疲れていても一睡もできない日もありましたし、寝たいのに数時間しか寝れないこともしばしばありました。そして、よくよく考えてみると、それは毎日ではなく、決まって生理前に起こるということに気がつきました。周りでは生理前は眠くなるっていう人が多かった?せいか、これが生理前症候群の一つだとは全く思っておらず、生活のリズムやストレスなどが関係しているのかなと思っていました。しかし、調べてみると生理前症候群の一つに「不眠」があり、これじゃないか?と思うようになりました。
生理前症候群「PMS」とは?
月経前、3~10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するものをいいます。
どんな症状?
精神神経症状として情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害、自律神経症状としてのぼせ、食欲不振・過食、めまい、倦怠感、身体的症状として腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張り。
これは女性なら当たり前だろって思いますよね?
私も思っていました。
女性の80%はPMSの症状を経験したことがあるそうです。
この中のイライラや精神的に不安定になったり、倦怠感など体が重くなったり、頭痛、ムネの張りは、私も毎月ありましたが、これは仕方ないことで、また生理前かっていう当たり前な感覚で毎月過ごしていました。睡眠障害も、早く生理が終わってっと思うだけで。
しかし、ホリスティックヘルス コーチングの勉強を始め、Functional Mediscin(予防医学)などのメディカルドクターの講義や自然療法学のナチュロパシック・ドクターなどの専門家から勉強するうちに、これは仕方がないことではなく解決策があることを知りました。
多くの生理などの女性に関わる問題のある患者さんを何人も見てきた、自然療法医のLara Briden NDによると
と言っています。
PMSの原因は?
ホルモンバランスの崩れ。
私たちの女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)自体の存在がPMSの原因ではなく、むしろ、なくてはならない存在。代謝や気分を強化してくれる大切な存在。
例えば、卵胞期(整理開始から排卵までの間)にエストロゲンが分泌され、気分が良くなります。なぜならば、エストロゲンが幸せホルモンであるセロトニンの分泌を促し筋肉を強化しインスリン抵抗性を強化してくれます。
しかし、このエストロゲン分泌が高くなりすぎてしまうと問題が起こってきます。
エストロゲンが分泌されすぎてしますと、胸が張って痛んだり、むくみ、イライラ、頭痛の原因となります。
しかし、エストロゲンが減りすぎてしまう事も問題。エストロゲンは長期にわたり高い分泌を維持できませんし、私たちの体もそれを望んでいません。エストロゲンが生理の周期の最後に下がると、セロトニンとドーパミンも下がります。エストロゲンが減っていくと、疲労、夜間に汗をかいたり、偏頭痛の原因となります。
エストロゲンがアップダウンしている時に、プロゲステロンが助けにやってきます。もし、私たちの体がプロゲステロンを十分に分泌できれば、体を落ち着かせ、エストロゲンのアップダウンから守ってくれます。
プロゲステロンはGABAのような脳を落ち着かせてくれる神経ストロイドに変換する力を持っています。HPA軸(ストレス応答や免疫、摂食、睡眠、情動、繁殖性行動、エネルギー代謝などを含む多くの体内活動に関して、視床下部、下垂体、副腎の間でフィードバックのある相互作用を行い制御している神経内分泌系)を安定させてくれる。
プロゲスてトンが十分に分泌できれば体を落ち着かせてくれますが、プロゲステロンが十分に分泌されなかったり、急激にプロゲステロンが減ったり、プロゲステロンに敏感であったりすると、気分障害が現れます。
こうやって世界の専門家の情報を探していくと、PMSの情報も私が以前少しだけ知っていた情報とは全く違って、新たな発見がたくさん出てきました。薬などの対症療法を行うだけではなく、根本的な原因を改善するためにできることがまだまだたくさんありました。
次回へと続く。
PMSや生理痛が改善すれば、生活の質がよくなる事は確実。体の不調も改善しますし、精神的にも安定し、美にもつながると思い、まだまだ多くの女性が知らないこのあたりを共有していきたいと思っています。