美肌の為に最も大切な睡眠。2つのホルモンが大きく関係。
睡眠不足が続くと、心身の疲労と共に肌の輝きも失っていること多々ありますよね。
それには2つのホルモンが関係しています。
1、成長ホルモン
昔はゴールデンタイムと、10PM〜2AMの間にホルモンが分泌されると言われていましたが、実際にはそうではなく、成長ホルモンが特に多く分泌されるのは、最も眠りの深いノンレム睡眠の 「眠り始めの3時間」になります。睡眠中に約70%が分泌されるという成長ホルモン。内臓や肌の修復をしてくれるのに、約6時間かかるため、本来、睡眠も6時間以上必要といわれています。
【成長ホルモンの役割】
①体内の水分蒸散を防ぎ、肌ツヤを改善する。
②肌の水分保持量を増やす。
③皮膚のターンオーバーを促進し、日中に浴びた紫外線や外気等のダメージを修復してくれる。
2、メラトニン
睡眠ホルモンであるメラトニンは睡眠の質を決めてくれます。夜間、メラトニンがきちんと分泌されると、睡眠の深さと長さが安定した質の良い睡眠をとることができ、美容効果も高まります。また成長ホルモンの分泌を促すので、重要な存在。
【睡眠ホルモン(メラトニン)の役割】
①質の良い睡眠をもたらし成長ホルモンの分泌を促す。
②活性酸素を除去する。(効果はビタミンCやビタミンE以上といわれている)
③肌の老化を遅らせる。
そのメラトニンは、神経伝達物質の「セロトニン」が原材料になっています。
セロトニンは幸せホルモンとよく呼ばれています。つまりセロトニンというホルモンがきちんと分泌されないと、メラトニンも分泌さません。
セロトニンは幸せホルモンとよく呼ばれています。つまりセロトニンというホルモンがきちんと分泌されないと、メラトニンも分泌さません。
メラトニンを作るセロトニン分泌を促すには?
- 日光浴(朝起きて、太陽の光を浴びてから14~16時間たつと、脳でのメラトニンの分泌が増えて、だんだん眠たくなってきます)
- 適度な運動
- 心が動く経験をする(感動する映画を見るなど)
- 食事(セロトニンは、たんぱく質の一種であるL‐トリプトファンから作られます。そのためセロトニンを増やすには、たんぱく質をしっかり摂ることが必要。そして、タンパク質をセロトニンに変換する時に、鉄分が必要となります。特に女性の方は、月経などもあって鉄分も不足しがちなので、十分に取っていくことが望まれている。)
メラトニン分泌を抑制させる要因
- 強い光を浴びる。(メラトニンの分泌は主に光によって調節されています。夜中に強い照明の中にいると体内時計の働きが乱れてメラトニンの分泌が抑えられます。これが睡眠覚醒リズムが乱れる原因となります)
夜寝る1時間くらい前から部屋の電気を暗くしたり、携帯やパソコンのスクリーンは見ないようにすることが大切。冷蔵庫のライトですら、睡眠に障害をもたらすよう。 - 加齢(メラトニンは、年齢を重ねるとともに分泌量が減ることが明らかになっています。)
理想の睡眠時間を7〜8時間キープする事も大切ですが、いかに質の良い睡眠を得ることができるかがとても大切になってきます。睡眠の質を上げる為にメラトニンの分泌について上記に書きましたが、今後、睡眠の質を上げる方法を他にもシェアします。