私はニューヨーク在住のメイクアップアーティスト。
ニューヨークの時事ネタでも。
ちょうどニューヨークファッションウィークが終わりました。私もちょろちょろ参加しているので、私の中では時事ネタですが、この業界でない方は、あまり関わらないで終わっていくかと思います。
とっても面白い世界です。
では今回は、ちょっとだけ、メイクアップアーティスト的な話でも。
ショーにはリードメイクアップアーティストがいます。大きなブランドになればなるほど、大物アーティストが名を連ねます。
リードメイクアップアーティストとクライアント(ショーのブランド、デザイナーたち)でそのショーのメイクが決められます。
そして、モデルの人数などを考慮して、そこに必要なメイクアップアーティストが集められます。
名の知れたブランドに現れるメイクさんたちは、ほんとベテラン勢ばっかり。なのである程度の経験とコネクションがないとなかなか入りたいショーには入りづらいです。
当日集合し、どんなメイクかを知らされます。
それに基づきメイク開始。
時間の経過とともに現場は荒れていきます。
もちろんヘア、ネイルも同時進行。時々モデルの奪い合いも起こりますw。
途中、ショーのリハーサルなどを挟みつつ、時間までに間に合わせます。ショー直前のフィッティングルームは大嵐。ヘア、メイク、スタイリスト、クライアント、プロダクションなど全部のポジションの人たちが最高のものにすべく、ショーにモデルが出るギリギリまで、タッチアップ。
ランウェイ(いわゆるモデルが歩いているショー)に関しては、この数分のために、多くの人と、多くの費用と、時間が費やされています。
なんか、感慨深いですね。
こういったものの一部に自分も参加できることはとても光栄に思います。
このショーもヨーロッパへ移動していきます。