胸のしこり。人ごとになりがち。

胸のしこり。人ごとになりがち。

私はニューヨークに在住。
30代後半です。

2週間前くらいに、生理前で今回も少し胸が張ってるな〜っと、「フっ」と胸を触ったら、しこりのようなものを感じた。生理前だから、生理が終わったら、また確認しようと1週間くらい少し待ってまた確認しようと思った。その辺り、仕事がとても忙しくて、すっかりしこりのことを忘れていた。でも、ちょうど生理も終わった、最初にしこりを自覚してから1週間後くらいに、夜、ベットに入り、仰向けに寝ていて、腕を動かした時に手が左胸に触れた。そしたら明らかに「しこりを触れた」。「結構大きいけども、いつの間に?」って感じ。
翌日は朝から忙しい仕事で、病院に電話する時間もあるかなって感じだったけれど、短い昼休憩にかかりつけのクリニックに予約の電話。当日の夕方も空きがあったようだけれど、仕事で行けないので、翌日の土曜日で予約が取れた。

が、、、

ここからまた色々問題が始まる。

保険の問題。

クリニックより、過去の受診内容などから、一応、保険会社に確認した方がいいと思うと。「日系のクリニックなので、結構慎重」一旦明日の予約はキャンセルにしておくと。

みんなご存知のようにアメリカの医療費はクレイジーなので、保険が効かないとなったら破産する。プラス、適当アメリカ。ちゃんと手続きしても、請求書が来たりすることも普通にある。私も昔、経験している。保険会社と病院と、何度もやり取りして、何ヶ月もかかってやっと解決した。

仕事終わってすぐに保険会社のサポートデスクに電話。
すると、私が思っていたよりもすぐに返事が得られ、保険は効くとのこと。

もうクリニックは閉まっている時間だったので、翌日の土曜日のクリニックがオープンと同時に電話し、その日の空いてるところで予約を入れ直した。

土曜日受診。
そこのクリニックは乳腺とかの専門ではなく、家庭医?っていうんですかね。全般的に見てくれる。そこを受診して、そこから紹介状や検査の指示を出してくれる。

そこで問診と触診。
そこからマンモグラフィーとエコーの予約を入れてくれた。

私は次の週は早くて木曜なら検査に行けるので、そこで空いている検査クリニックを探してくれた。ここのクリニックと連携している大手の検査クリニックで色々なロケーションがある。家から近そうなエリアは全部空きがない状況だけれど、少し離れたところだったら、朝イチが空いていると。
早く見て欲しかったので、そこで予約をとってもらう。

色々と時間のかかるアメリカなのだけれど、こんなに早く予約が取れるのはすごくありがたい。前に受けた時もそこそこ早く検査は受けられた記憶がある。ニューヨーク市で病院の数も多いからなのか? でも前回はエコーとマンモの後に細胞診もやったのだけれど、細胞診の予約は1ヶ月後くらいだった記憶がある。

ここから、また念の為、保険会社に電話し、そこで検査予約を入れたから、保険が効くか再度確認。キャッシュレスでできるように連絡を入れておくとの話。ただ、ここはアメリカ。確認しても、請求書が私に届くようなことがよく発生するようなので、(前の私もそう)請求書が来たら、保険会社に送ってくださいって話。

検査までの5日間ぐらい、インターネットで調べてもいいことないのはわかってはいるけれど、色々調べて、どんどん不安になる。

またここで少し問題が発生してくる。
検査前日に、主治医のクリニックからまた電話。検査クリニックから主治医に連絡があり、私の状況に合わせ検査内容が少し変わったと。主治医より、「多分大丈夫なはずだけれど、保険会社の判断次第によっては、保険がどうなるかわからない」って話で。私もおそらく大丈夫だとは思うのだけれど。でもクリニック側は、責任取れないので、少しでも保険が効かないとかの可能性があると言ってくる。
私も大丈夫だと思ったし、それ以上どうしようもないし、早く検査して欲しかったので、そのまま予約通りに検査することにした。

検査当日。

4−5年前に検査を受けた時は、昔ながらのやり方で、病院に行ってから、問診票に色々書いた記憶があるけれど、今回は、予約が完了した時点で、テキストで問診票など送られてきて、そこで、既往歴など入力しておく。専門用語の英語は調べないとわからないので、事前に入れられるのは時間短縮でありがたい。
当日は、検査予約の15分前に来てくれってことで、その時間に行って、二つの同意書にサインして、待つだけ。
そこで、もう一度、保険会社から電話かかってきてるか確認したら、私の受付している人はあまりよくわかっていなかってけれど、隣にいたベテラン風の仕切っている人がドクターがやり取りすることになっているから大丈夫って言ってきた。全部が解決するまで何も信じられないアメリカだけれども、確認すべきことはしておいた。

まずは、マンモグラフィーから。
検査してくれた人はとてもナイスな人。何回かマンモは受けたことあるけど、いつもより痛くなかった気がする。スムーズに終わった。

続いてエコー。
二つエコー室があって、一人は若め?かな。もう一人はベテランそうなオーラ。

私は、ベテランオーラの人の方に呼ばれた。たまたまの順番的にそうなった感じ。
そこの部屋にもう一人いた。実習生らしく、一緒に立ち会っていいか聞かれました。全然問題ないので、「大丈夫ですよ」って言った。
そこにベテラン検査技師さん現る。
ベテラン検査技師さんより、「私はメンターで、この人に見せてもいいかしら?」って言ってきたので、もちろんOKと承諾。
口頭で、実習生に説明しながら画像を見たりしているので、色々聞けて面白いなって思いながら私も一緒に聞いていました。

マンモグラフィーの画像を見ながら、エコーしていきます。エコー用のジェルがあっためられてたのにびっくりした。エコーって何回かやったことあるけど、いつも冷たいですって言われてたような、だから今回も冷たいの来るって思ったらあったかくてびっくり。思わずあったかいって言ったら、今はあっためられているんだよって言われた。

そこから細かくエコーを当てられていく。

脇の下までエコーを当てて、終了。

医師の確認を待って、再度エコーの必要がある場合は、またやるから着替えずに待っていてって言われ待っていた。
5分くらいしたら、帰っていいよって言われた。

最初に受付で、結果は4〜5日以降にでオンラインで見れるって言われてたけど、クリニックを出た瞬間に「あなたの結果がレディーです」とテキストがきた。

「こんな早いの?」って思いつつ、すぐに開いて、読んだら、悪い結果ではなさそう。
『前回は細胞診もした方がいいってことで、細胞診までやったし、今回は前回とは違う場所だけれど、大きかったので、細胞診、もしくは良性であっても大きそうだから摘出しなければならないかもな?とか、もしそうなったら日本でやったほうがいいかも?もし日本に帰るとなると、また色々大変だ〜」とか、色々予測していたので、とりあえず、そういったことは書かれていなかったので、少し安心した。

一応、このデータは主治医の方に送りますのでって話。ここはあくまでも検査するだけの場所なので、医師と話したりはしない。

この後、主治医のクリニックで予約を取って、検査結果を聞く。
翌日の朝イチに、もし予約が空いてたら、どこかに入れて欲しいと電話。夕方に入れてくれた。フェイスタイムでの受診。

主治医と一緒に検査結果を見る。検査結果によると、悪いものではなかったようだけれど、定期的に様子を見ていきましょうという話になった。

以前にしこりができた時も、恐怖に襲われたのだけれど、それが、一応問題ないという結果だったため、少し立つとその恐怖も薄れてしまって、毎月の自己健診を忘れてしまっていた。そして、今回、新たなしこりを発見したときも、前回同様、すごく恐怖を感じた。プラス、海外に住んでいると、保険のこととか、さらに多くの問題が生じるので、とっても気が重かった。
とにかく、人ごとに思っているところが問題だった。
私は乳がんの家系ではないってのがあってか、乳がんって人ごとに思ってしまう傾向があった。だけれども、よくよく考え直して、調べてみれば、遺伝も関係するけれど、そうでもない人も多く罹っているよう。今は30代後半で、乳がんになりやすい年齢にいる。そして、9人に一人が乳がんになるらしい。

他人事ではないです。

今度から忘れずちゃんと自己検診しようと改めて思いました。

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