メイクアップアーティストとしてニューヨークで仕事してます。ホリスティックヘルスコーチの資格をニューヨークで取得し、お肌の関係と、健康との関係を絡めて日々考えています。昔昔、看護師をしていたこともあり、こういった根拠のある体のメカニズムとか、根拠のしっかりあるスキンケアとか好き。成分とか調べるの好き。
ホリスティックヘルスの勉強をしたのは、お肌を綺麗に保つにはホリスティックヘルス(総合的な健康。精神的にも身体的にも健康)であることが鍵になってくるから。
それから、根拠のしっかりあるスキンケアが好きってのも、メイクをするのに、毎日のスキンケアがとっても大事になってくるから!
元々のお肌が綺麗だと、仕上がりが断然変わりますから。
できてしまったシミなどは、なかなか日々のスキンケアでどうにかするのは難しいですが、お肌の乾燥とか、角質が厚くなった肌とかは、日々のスキンケアでどうにかできること。これを怠ると、みなさんご存知でしょうが、化粧のノリが全く変わってきます。
ここまできて、最後に美しく仕上げるには『メイク』!!
内側からのケア、外側からのスキンケアもすっごく大切ですが、メイクの仕方でだいぶ、いやすっごく印象変わります。
「そして本日の本題。」
外側のアピローチの一つとしてのメイクのうち、一番大切となベースメイクの作り方について。
今日は私もアラフォーなのでアラフォー向けで。
ファンデーションの種類は色々あり、肌質とか、お肌の荒れ具合とかによって、選ぶものは変わってきますので、基本的なことを書きます。
アラフォーのベースメイク
(1)ファンデーション前のスキンケア
①朝起きて、洗顔フォームで洗うかはあなたの肌質にお任せ。ただ、余計な皮脂や汚れがあるとその後のメイクのノリに影響してくるので、洗顔でも、拭き取り化粧水のようなものでも、ただの化粧水でも、汚れのない状態にすることが大切。
②しっかりと保湿することが大切。オイリーよりの方もしっかり保湿を。(オイリーの方はオイルフリーやノンコメドジェニックのものを使用がいいよ)逆に乾燥して、てかるから。しっかり馴染むクリームなどなら、よれる心配はありません。
ただ、ジェルっぽいスキンケア(シリコン入りの下地)などは、ファンデーションとの相性が合わず、ファンデーションがボロボロすることがあるので、一度試してみるといいかなと。
③日焼け止め
普段の生活でも最低SPF30以上。保湿クリームと一緒になってるものや、下地と一緒になっているものでも。付け心地のいいもの。
④下地
こちらはつけてもつけなくてもどっちでもいいです。
肌の色を補正したり、お肌表面をスムースにしたりでの使用はありだと思いますが、日々しっかりとスキンケア、メイク前のスキンケアができていれば、下地なしでも問題ないと私は思います。
(2)ファンデーション
基本的に
私は、『リキッドファンデーション』をオススメします。
それから、わかっていても意外とみんなできていない色の選び方。
日本にいると白いお顔の方たくさん見かけます。首や腕などの色よりもワントーン白いもの、厚塗りでそれもマットに全体につけてしまった場合には、凹凸感のない顔、そして実際の顔よりも大きく見せてしまいます。色を選ぶときは、顔の肌の色に合わせるのではなく、露出している他の肌の色と合わせることが大切。
リキッドファンデーションも種類がたっくさんあって、すごくカバーのあるものから薄づきのもの、マットなものや艶っぽくなるもの。
これは好みでもありますが、年齢を重ねるに従い、
薄づきのもの。マットよりは軽く艶っぽいものがいい。
アラフォーになると、小じわも増えてくるので、カバー力のあるファンデーションで全体的に厚塗りにしてしまうと、小じわが逆に目立つので。また、一般的には年齢を重ねると乾燥気味になるので、少しツヤっとした方が若々しさが出るのでマットよりも艶っぽいものがよい。
①ファンデーションの塗り方
物にもよりますが、ワンポンプ、手の甲にでも出します。
指で、顔の全体に均等にドットで置きます。全体に指で伸ばします。ドットで全体に置いた後に、ブラシで伸ばしたりスポンジで伸ばしてもいいのですが、ブラシやスポンジがファンデーションを吸いとってしまうので、最初に指で全体に伸ばすことをおすすめします。自分の顔だったら指でチャチャッと伸ばせます。
それから、スポンジかブラシで表面を整えていく。どちらかというとスポンジがおすすめ。毛穴も結構目立ってきている人も多いのでスポンジで叩き込む方が、簡単に綺麗に毛穴をカバーできます。特に鼻まわりとか凹凸のあるところはスポンジの方がくまなくつけれます。ブラシでも平たい筆ではなくて、毛が密集している筆で小さく円を描くようにするとスポンジほど、薄づきにならず綺麗に着きますが、ブラシ選びの間違えや、やり方によっては線が出たり均等につかないこともあるので、技術が必要。
ここでのスポンジは水を含ませて、硬く絞ったものを使用してください。水を含ませていないと、摩擦が強くなり肌に刺激が強くなります。スポンジの種類は、有名なビューティーブレンダーは硬さ加減とか形がやはりとってもいいですが、高いので、ドラックストアで売っている三角のものでも構いません。安いものでも硬めのものからすっごい柔らかいものとかたくさんあるので、あまり堅すぎないものがいいです。堅すぎると上手く伸ばせないので。
*スポンジ伸ばすとファンデーションが薄づきになるので、ここでもう少しカバーしたい方は少し追加でファンデーションをつけてください。
②全体的に完成したら、今度は部分的なところ。コンシーラー?
コンシーラーはとっても選ぶのが難しい。目の下はすごく薄い皮膚で、乾燥もしやすい場所なので、ここに厚く塗りすぎると、すっごくしわを引き立たせてしまいます。
そして厚化粧な印象。
なので、目や口の周辺はコンシーラーも硬めのものではなく、柔らかいリキッド状のものがおすすめ。リキッドの中でも軽めのシアーなものがいい。
黒ずんでいる場合はコントロールカラーをつけてからコンシーラー。
私はそこまでクマはないので、コンシーラーをつける代わりに、ファンデーションを少し重ねてつける、もしくは、コンシーラーをつける場合も、リキッドのコンシーラーにファンデーションを混ぜて軽い状態にして塗ります。
隠そう隠そうと塗りすぎないことがポイント!隠そうとすればするほど目立つことも!
撮影などで、短時間で写真を撮ったりでしたら、隠すべきところは完璧に隠してもいいですが、一日中メイクをして過ごすことを考えると、逆にちょっと隠れているくらいが、ちょうどいいことも。
③シャドーとか入れたい人はここでクリーム状のものを入れたり、クリームのチークをつけたい場合はここで入れていきます。
④パウダー。
私はトランスルーセントのパウダーを全体に軽くつけ、目の下は少ししっかりつけます。目の下は動きやすいので、よれの防止のためと、またマスカラがつきづらくするため。
パウダーは軽くつけたほうが崩れにくいです。パウダーの種類も色々あるので、これも好みですが、粒子が大きすぎたり、ラメが入りすぎていたりすると、時間が経った時に、綺麗に保ちづらいので、粒子が細かく、肌に馴染むものがいいと。
そして、付け方も重要。ブラシでつければ軽くサラッと着きます。あまり粉っぽくなりたくない方はこれ。しっかり崩れを防ぎたい、少しマット寄りにしたい方は、パフまたは、ファンデーションをつけたスポンジでしっかりパウダーをつけていく。この少し濡れたスポンジでのパウダーはしっかりとお肌に馴染んでつくので私は好きです。
まとめ
メイクで人はすごく変わります。日々の健康への取り組み、毎日のスキンケアが整っている方はさらに美しくなれます。
今日ご紹介したのは、基本的なことで、他にも何十通りの方法もありますし、一人一人全部違うので、ここの場で全てを言うことはできませんが、少しでも参考になれば嬉しいです。
普段ほぼすっぴんの方も、ちょっとだけお肌をツヤっと見せて肌の色味を補正するティンティドモイスチャライザーとか使ってみてはいかがですか?結構変わりますよ。印象もかなり良くなります。
私はニューヨーク市在住で、もっと詳しく知りたいと言う方がいらっしゃれば、メイクレッスンもやっていこうかなと考えております。日本や少し離れたところにいる方向けにももオンラインでもできたらなと考えております。
興味がある方はコメントいただければ嬉しいです。