CBDオイル
最近、耳にすることが増えてきたかと思います。何となく聞いたことある人は、何かマリファナと関係してそうだけど、使っても大丈夫らしい?何だか体にいいもののよう?って感じの認識ではないでしょうか。
私はアメリカ在住で、数年前からCBD関連の話題がで始めた頃、そういった認識でした。
何となく気になっていたものの、使う機会がなく今まで来ていましたが、今回ひょんなことから使う機会が訪れまして、新たにCBDについて調べてみました。
大麻、マリファナ、CBD(カンナビノイド)、ヘンプ?似てるけどどう違う?
「大麻」とは
植物である大麻草(学名Cannabis sativa)に由来するすべての製品を意味します。
大麻の植物には約540種類の化学物質が含まれています。
「マリファナ」とは
相当量のテトラヒドロカンナビノール(tetrahydrocannabinol:THC)を含有する大麻草(学名Cannabis sativa)の一部または製品を意味します。THCは、マリファナが人の精神状態に及ぼす影響の主な原因物質です。大麻植物の中には、THCをほとんど含まないものもあります。
カンナビノイドとは?
大麻植物に含まれる物質群です。
主なカンナビノイドは何か?
主なカンナビノイドはTHCとCBD(カンナビジオール)です。
カンナビノイドは何種類ありますか?
THCとCBDの他に、100を超えるカンナビノイドが確認されています。
CBD(カンナビジオール)とは?
CBDは、大麻草に入っている何百もの成分のうちの1つです。CBD自体は気分を高揚させたりなどの「ハイ」を引き起こしません。WHO世界保健機関からの報告によると、「人間では、CBDは依存性はなく。ナチュラルなCBDは安全であり、人間(および動物)に対する健康問題への影響とは関連していない」としています。
CBDは違法?
日本では大麻取締法によって、成熟した麻の茎や種子由来のCBDであれば合法(麻の花穂や葉の利用は禁止)である。
花穂や葉から抽出され幻覚作用や多幸感をもたらすテトラヒドロカンナビノール(THC)は日本では禁止成分です。
アメリカではCBDオイルは、製品に含まれるTHCが0.3%未満であれば、すべての州および準州で合法のようです。大麻を取り巻く法律は変化し続けているため、専門家は購入する前に、CBDオイルなどの大麻由来の化合物に関する連邦法を確認することをお勧めしています。
日本の場合はCBDを含む原料や最終製品を輸入する際には、THCが除去されている事を証明する必要があるようです。(この辺の、合法違法などは、ご自身の責任でお願いします。)
CBDの効果?
色々な効果があるようですが、その中からいくつかをこちらに。(予防医学のMD Dr. WIll coleの記事を参照しました)
1.炎症を和らげるのに役立つ
炎症が進行すると、体のT-reg細胞(細菌、ウイルス、その他の外部からの侵入者を見つけて排除する免疫細胞)は、これらの侵入者と体を区別する能力を失います。自分自身の組織を攻撃し、慢性炎症つながる可能性があります。 CBDはこれらのT-reg細胞を誘導することで炎症を抑え、必要なものだけを攻撃する役割を果たします。
2.不安を和らげる
不安に苦しんでいるが、抗不安薬の自然な代替品が必要な場合は、CBDが最適。自然な不安の鎮静剤であるため、CBDは副作用なしで抗不安薬のすべての利点を詰め込んでいます。
不安を軽減するために、CBDは前頭前野の活性化を増加させ、扁桃体(不安に関与する脳の2つの領域)の活動を低下させます。それはまたあなたの脳が海馬の神経新生を通して新しいニューロンを生成するのを助け、不安に寄与するGABAとグルタメートのレベルにバランスを取り戻します。
3.痛みを和らげる
人々がCBDを使用する主な理由の1つは、短期および慢性の両方の痛みを和らげるのにどれほど素晴らしいかということです。実際、CBDは、炎症や痛みの原因となる酵素であるCOX-2を他の市販薬と同じくらい効果的に低下させるため、痛みを和らげるのにイブプロフェンや他のNSAID薬と同じくらい強力であることが研究によって示されています。
4.良い睡眠の助けとなる
睡眠障害はカフェイン摂取量やパソコンや携帯を見る時間などの外的要因によって引き起こされる可能性がありますが、不眠症はホルモンの不均衡や不安による副腎疲労の影響を受けることがよくあります。 CBDは、安らかな夜の睡眠を促進するために、進行中の不安を軽減することに長けています。実際、CBDは不安や睡眠障害と診断された3人に2人の睡眠の質を改善するのに役立つことが1つの研究で示されました。
5.肌の健康と外観を改善するのに役立つ
より多くの研究を行う必要がありますが、最近の研究では、CBDを使用してにきびを治療する可能性が示されています。 CBDはその強力な抗炎症作用により、ニキビの形成に寄与する皮脂の生成を減らし、ニキビに伴う表面の炎症を和らげるために、経口摂取やCBDオイルの局所使用により、ニキビを内側から治療することができます。乾癬、発疹、湿疹などの他の皮膚の問題などに対しても有効。
/drwillcole.com/functional-medicine/5-benefits-of-adding-cbd-to-your-supplement-routine
CBDは安全?副作用は?
CBDの副作用には、吐き気、倦怠感、神経過敏などがあります。 CBDは、これらの薬を分解する肝酵素と競合することにより、血液中の抗凝血薬や他の薬のレベルを上げてしまうことがあります。グレープフルーツも特定の薬で同様の効果があります。
高用量のCBDを服用している人は、肝臓関連の血液検査で異常を示す可能性があります。アセトアミノフェン(タイラノール)などの多くの非処方薬には、これと同じ効果があります。したがって、CBDを定期的に使用しているかどうかを医師に知らせる必要があります。
CBDの重要な安全上の懸念は、CBDが主に医薬品ではなくサプリメントとして販売されていることです。現在、FDA(アメリカ食品医薬品局)は栄養補助食品の安全性と純度を規制していません。したがって、購入した製品にラベルに記載されている用量の有効成分が含まれていることを確認することはできません。さらに、製品には他の未知の元素が含まれている可能性があります。また、特定の病状に対するCBDの最も効果的な治療用量もわかりません。(Harvard health publishing)
CBDはどのような商品がる?
CBDには、オイル、グミ、カプセル、パッチ、ベープ、皮膚に使用するための局所製剤など、さまざまな形態があります。炎症を抑え、筋肉や関節の痛みを和らげたい場合は、CBDを注入した局所用オイル、ローション、クリーム、などが最適な選択肢のようです。購入時に、どのような症状に使用したいか、などによって、商品を選ぶといいようです。
CBDは3種類ある
①フルスペクトラム
THCを含む、大麻草に自然に見られるすべてのカンナビノイドが含まれています。THCが0.3%以下含まれるCBD。
※日本で違法な成分であるTHCが含まれているため日本では入手できない。3つの中で一番効果を体感しやすい。
②ブロードスペクトラム
微量のTHCを除いて、大麻草のすべての抽出物も含まれています。多くのブロードスペクトルCBD製品には、乾燥重量で0.01%未満のTHCが含まれているか、完全にTHCが含まれていないことが記載されています。
③アイソレイト:CBDのみで、他のカンナビノイドを含まない。この3つの中では効果が薄い。
これらのCBDオイルの選び方
上記のCBDは安全か?というところでも書きましたが。CBDが主に医薬品ではなくサプリメントとして販売されていて、現在、FDA(アメリカ食品医薬品局)は栄養補助食品の安全性と純度を規制していません。したがって、購入した製品にラベルに記載されている用量の有効成分が含まれていることを確認することはできません。その為、ブランドごとに大きな差がある。
FDAの規制はありませんが、専門家などにより多く言われている、CBDを選ぶ上で、気をつけたほうがいい基準がいくつかあります。
・米国産である。
FDAはCBDオイル製品を特に規制していませんが、米国の土壌で栽培されている大麻草を規制しているため、乾燥重量でTHCが0.3%以下である。米国で調達されたCBDオイルを購入すると、使用している製品は、これらの法的要件を満たしています。
・第三者機関でテストされている。
製品のサンプルを独立した認定された研究所に送ってテストすることにより、企業は安全性とセキュリティの基準が満たされていることを確認できます。これは、CBDオイルなどのサプリメントにとって重要です。
・分析証明書(COA)がある。
この文書は、CBD製品がそのラベルに記載されている仕様を満たしているかどうかを確認するためにサードパーティの研究所から提供されています。また、人の健康に害を及ぼす可能性のある農薬、重金属、カビの存在も認めるかも確認されます。
・オーガニックの認定がされている。
アメリカの場合、アメリカ合衆国農務省(USDA)のオーガニックプログラム(NOP)の規定に従い、「USDAオーガニック」であるか?有機成分は、農薬や他の化学物質を消費する可能性が低いことを意味します。
・製造プロセス方法
などなど。
まとめ
最近、CBDオイルを使用し始めたので、CBDオイルについてまとめてみました。まだまだこれからの研究が必要な部分もあるようですが、調べれば調べるほど色々出てきて、率直に面白いな〜っと思いました。特に私は睡眠の質を改善が一番気になっていたところだったので、そちらの変化を含め、私の使っているCBDオイルをシェアします。